緑の鏡とライズリング
2017年 09月 15日
不意に時間の空いたウィークディ。 訪れるのは昨年8月以来。谷は深い山々に囲まれて、壁のような森から圧倒されるような気配が漂う。 ゆっくりと流れてくる泡の塊には、極小の浮遊物が含まれているに違いない。
どうにかしてだますことができた鱒はこの水域特有の顔付きをしていた。 カッコイイその姿をもっとかっこよく撮ろうと思ったんだけど、逃げられちゃった。 季節はさらに秋へと進む。
明け方まで降り続いた強い雨で近くの川は釣りにならないだろう。
もうちょっと練習をしたい本流の釣りもこの状況なら厳しい。
行き先を少し悩んだ後に、あそこならライズ狙いの釣りができるかもと出かけてみる。
樹々の緑は成長のピークを越えて急速に老化してきているが、紅葉にはもう少し早い。 目指す水面にはやはりライズリングがあった。
鏡のような水面に鼻先を出してライズする何尾かの鱒たち。
そうこなくちゃ。魚のサイズはどうであれこの光景を見にここに来たのだ。
繰り返してライズしたかと思えば、また流れてくるバブルレーンに移動する。
出かける前に巻いてきた、アワフキムシ対応の#14カディス。一投目に見に来るもののそっぽを向き、それからは無視。
アワフキムシにはまだ時期が早いのかな。
もっともっともっと小さいものを食べているはずなのだがフライボックスにそんなものはない。
それからは手持ちのフライであれやこれやと試行錯誤。
by akisiko
| 2017-09-15 19:00
| 釣