【NZ旅日記 10/10】クライストチャーチ
2015年 04月 30日
あまりに怪しさいっぱいなので、Nと「管理人のオババはお化けなんじゃないか」とか、「日本に帰って調べたらそんなホテル存在しなかったりして」なんて冗談を言い合っていた。
オババのほうも東洋人の夫婦が4泊もしていくので訝しがっていたに違いない。
でもとっても優しく接してくれた。
オババの英語はかなり訛りがきつくて、わたしの拙いヒアリング能力ではコミュニケーションがかなり困難だった。
そんなわけで必要最低限のやり取りをするのがやっとだったけれど、それがなければもっと話をしてみたかった。
Hokitikaを出て国道を走り始めると、あっという間に距離を稼いでしまう。
制限時速100㎞/hで、しかも信号なんかないのだから。
控えめに90㎞くらいにアクセルを踏み、後続の車が来たら譲るようにして景色を楽しんだ。
今日の天気予報では西海岸は再び雨。しかもHokitikaはHeavy rainだという。
山脈に向かって登り始めるにつれて、どんよりとした雲から雨が落ちてきた。
冷たい雨で景色も楽しめず、峠の要所Arther's Passで休憩。
にぎわうカフェでコーヒーとおやつ。
NZでブラックコーヒーを頼むときはLong Blackという。
これはエスプレッソをお湯で割ったものらしいけれど、本当か?
Short Blackと言ったらダブルエスプレッソが出てきた。
ついでビジターセンターに寄ってお勉強。
展示室に大変わかりやすい南島の模型があった。
左側がウェストコースト。この急峻な山肌が多雨を生む。
もちろん、水平と垂直の尺度は異なります。
Darfieldで昼食。町は祝日モードで多くの店が閉まっていたが、韓国系のこのお店が開いていた。
あとはやっぱり自分で作ったサンドイッチでランチを済ます。
市街地中心部は2011年の震災の影響が色濃く残っている。
再建途中の現場もあったが、多くは被害があったまま復興のめどが立たず放置されている印象。
そのかわりに周辺地域に大型の店舗やショッピングモールが建っていて、賑わっている。
車社会のNZではそちらのほうが都合がよいかと思う。
人口34万人という規模の都市としては発展していると感じる。
日本の30万都市とは比較にならない。クライストチャーチは少し離れれば農業地帯、その先は原野だから。
一番近いといえば35万人の旭川市だけれど、周辺町村を合わせた人口で比べたら旭川のほうが人口規模が大きいだろう。
にもかかわらず、町の発展具合というか、勢いみたいなものをクライストチャーチでは感じることができた。
規模は大きくないけれど、なかなかの賑わいを見せている。
目当てはそのなかのScorpio Books。到着した日にも立ち寄った小さな書店。
帰国してから調べたところ、どうやら本店は別な場所にある模様。
とてもいい書店だったので、本店にも行ってみたかった。
”A stroll through BROWN TROUT country"
ビニールで包装されていたから、中身を見ずにジャケ買い。
日本に帰ってからのお楽しみにしよう。
こちらの本はニュージーランド到着時に買おうと思っていたのに忘れていた。
南島の川を網羅するガイドブック。
これがあったら今回の旅も変わっていたのか?
もし次回来ることがあったら活躍してもらおう。
その後、スーパーマーケットに再び行って蜂蜜や石鹸などの土産物を買う。
安くて手軽なお土産はスーパーが良い。
夕刻、返却時刻間際にレンタカー会社に行って車を返す。この旅で走った距離は1744㎞だった。
空港近くに予約してあるホテルまで送ってもらって、南島の旅が終わった。
明日は一日かけて北半球に戻る。
※10回にわたって更新したNZ旅日記はこれにて終了です。最後は更新が滞ってしまいました。ご愛読ありがとうございます。
by akisiko
| 2015-04-30 07:00
| NZ〈2015〉