ユクエピラチャシ跡
2012年 10月 11日
陸別方面に出かけたら、たまたまチャシの史跡公園があるのを見つけたので立ち寄ってみる。
ユクエピラチャシ跡は道内最大級のチャシとのこと。
その大部分は崖の崩落で失われているものの、一見して大きな規模であることがわかる。
周りを囲む壕も深く、その掘り土が壕の外に盛られている。
土質が火山灰であるために白い土があらわになっている。(復元した姿のようだ)
広角レンズを持っていなかったので全容がわかりにくい画像になってしまった。
「ユクエピラ」とはアイヌ語で「鹿」「食べる」「崖」という意味だそうで、実際に鹿の骨が多数発掘されている。
チャシがどのような目的で作られどう使われていたかの記述はなかったが、
静けさに満ちてミズナラの大木がそびえるチャシのなかを太古の情景を思い浮かべながら歩くと、
実に不思議な気分になった。
by akisiko
| 2012-10-11 21:45
| 暮