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鰻と鱧

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ウナギは非持続的に消費され続けて絶滅危惧種になっている。
これを食すのはシラスウナギ乱獲の一端を担うに等しく、すすんで食べるものではない、というのが私の基本的な考え。
しかしながらこの日本の伝統的な食を提供することを生業としている方々もいるわけで。
鰻を食べたいのであれば、ちゃんとした店で相応の対価を支払って食べるべきだと思う。

Nの誕生日の祝いに、久しぶりに鰻屋さんに行って味わってきた。
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一方、自宅ではウナギの代替品としてスーパーの鮮魚コーナーに並んでいたハモを焼いた。
釧路産で値段はウナギの1/10程度。
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そうめんや夏野菜と一緒に食卓へ。
ウナギに劣らずおいしいよ!

# by akisiko | 2019-07-29 07:16 |

常用ニンフ2態

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このところ、といってもこの2、3年くらいかな、一番使用頻度の高いニンフパターン。
はっきり言ってニンフなんてどんなのでも釣れると思っている。一方で、明らかに効果があるマテリアルやその組み合わせが存在するのも事実。
そしてまた、タイイングのしやすさと自己満足度もボックスの中身に影響するかも。
そんなこんな要素で一軍フライが淘汰されていく。

ビーズヘッド仕様はパイロットパターン的に使う。ファジーかつアトラクティブ。スッと沈めてささっと探る。もちろん流速や水深によってショットを併用する。
赤いシルクフロスのタグは最近付けはじめたけど、これも効果が高いワンポイント。
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ノンウエイトパターンはフェザントテイルをボディにして細身のシルエット。
主にドロッパーに結ぶ。それからケースドカディスの多い川でも使う。
あんまりないけど、浮いている魚や浅いポイントにも。
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今回タイイングしたのは太軸のウェットフック#8。#8か#10の出番が多い。

# by akisiko | 2019-07-15 21:00 |

恵みの雨に遊ぶ

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大渇水の川に久しぶりのまとまった雨。
降りはじめの雨はチャンスに違いない。そう意気込んで、朝だけ釣りするつもりで出発。
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2つ目のポイント。深くて強い流れに大きな岩盤がボトムから突き出している。その岩盤に当てるようにニンフを沈みこませてヒット。
直後に突っ走られたのだが、手元のフライラインが絡まっている。
魚を泳がせながら急いでそれをほどく。やっとほどけたと思いきや、2回目の疾走。
リールから手を離すのが遅れてラインブレイク。…痛恨のミス。
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気が付けば正午をとっくに過ぎていた。でもばらしたのが悔しくて引っ込みがつかず、釣りを続行することに。
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それからさらに2つポイントを巡る。
ニンフとドライを交換しながら大型が付きそうな場所を探るが、反応するのは小さいのばかり。
それにしても、人が入れ代わり立ち代わり入っているはずなのに、ちびっこたちはいつも釣れてくる。相当数の虹鱒が生息しているのだろうな。
総じて高活性だが、良型を釣るのは難しい。

瀬の一番頭。早い流れが岩盤の壁に当たるピンスポットにニンフを送り込んで、45cm。ようやく出会えたまともなサイズに安堵。
時刻は16時。結局丸一日、9時間も釣りしてしまった。雨でずぶぬれ。手がふやけるまで釣りしました。
さあ帰ろう。

# by akisiko | 2019-07-13 21:32 |

六月終わりの太虹

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休日。
午後3時まで雑用をする。
どうも釣りの虫がうごめいてきて出動。
4時から川に立つ。
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オホーツク海高気圧が居座って、蝦夷梅雨の様相のここ数日。気温は低め、厚い雲に覆われている。
意外にも川の周辺には虫っ気があり、ライズも少々。
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モンカゲが飛んでいたのでフライを合わせると、ちびちゃんたちが釣れてくる。
しかし、ライズは続かない。
いいスポットに流してみるけど反応なし。

しばらく川面を眺めて待つ。どうも良型は上ずってないような…それに、待つのは苦手!
ドライ用の細いティペットを切って、ニンフィングシステムに変える。
ショットを少しずつ重たくして、激流のボトムを流れるように調整する。
瀬落ちの荒い流れと緩流帯の境目を流していた時、突然のストライク。

直後に激流に乗って下流へと疾走、息つく間もなく大ジャンプ。こりゃでかい!!
あっという間に手元のラインを引き出されて、さらに広い淵へと走ってゆく。そして再びハイジャンプ。
近くには障害物がない。どうぞ走りなさい。しかし、自分も下流に下れない地形。
この強い流れの中、上流に向かって寄せるしかない。ティペット2号にしといてよかった…
ドキドキしながらも強引に、かつ口切れとフックアウトには気を付けて…
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この太さだもの、走るわけだ。
日曜日の日暮れ時。虹の彩を加えることができて満足な6月の終わり。

# by akisiko | 2019-06-30 21:59 |

美渓探訪

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前から気になっていた川に初めて入ってみる。
結構水量もあるし、もしかしたら…という期待を込めて。
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少しだけ山間部に入っただけなのに、広葉樹林に囲まれた暗い渓だった。
水は降ったばかりの雨を集めて、勢いよく流れている。小さいけれどいい川だ。
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カディスを結んで一投目。無邪気にフライをくわえたのは、やっぱりと言おうか、オショロコマだった。
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少し深さのあるポイントからは何尾もオショロコマが現れた。
あまりにも素直にドライフライに出てくれる。久しぶりに叩きあがりのドライフライフィッシングを楽しんだ。
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5番ロッドでは明らかにオーバースペックだった。
釣りあがれども大場所もない。小さなニジマスはときおり釣れてくるけれど、少し期待した大物は居そうになかった。
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一時間ほどで退渓して、いつもの川に向かうことに。
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雨の影響はプラス方向に働いたようだ。
笹濁りの流れ中では、元気な育ちざかりのニジマスたちが活発に捕食しているようだ。
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しかし良型は現れないところを見ると、どうやら一筋縄ではいかない状況になっているみたい。
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川を後にするときに話しかけてくれた近所のおじいさんによれば、毎日のように釣り人が来ているそうだから、そのせいなのかもしれない。


# by akisiko | 2019-06-23 17:40 |