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敗北

夕刻の幌内川。

流れ込みと渕が複合した好ポイント。
ウェットをダウンで流し込む。一発でガツン!と来た。
走り出しの初速度でリールが鳴き、竿が引き倒される。

その後、ニジマスは5番ロッドをバットからひん曲げたまま、流れのド真ん中に定位する。
いくら揺さぶりをかけても、岩のように動かない。

これはかつて無い大きさ!
目標としていた50cmはゆうに超える!
人間と綱引きをしながらも、どっしりと泳ぎ、うろたえもしない。

我慢比べが続く。
魚は、優位になるポジションを求めて流れの筋を幾つか変える。
私は奴の体力を消耗させるべく、常に魚の下流側に位置取れるようにロッドをさばく。

均衡を破ったのは魚のほうだった。
身をひるがえした。流れに乗って、ものすごい勢いで下流に下ってゆく。
止めねばならない。ロッドを立てたまま石を蹴って追いかける。

渕の直下はガンガンの瀬。倒木もある。
ここを行かせてはならぬ、と無理をして踏んばったその瞬間、
ティペットは緊張を失い、ラインは宙を舞った。

・・・惨敗。痛恨。自責。

『くやしぃぃーー!!!』
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by akisiko | 2006-07-25 20:59 | | Comments(4)

山での落し物

職場の先輩が、山での作業中にこんなものを拾ったといって私にくれました。
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わーお!!
鹿の骨はよくあるのだけれど、角と頭骨はなかなか見つからないのです。
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by akisiko | 2006-07-24 19:56 | | Comments(0)
仕事の帰りに近くの雄武漁港に行って釣り糸を垂れる。
あわよくば、夕ごはんのおかずが釣れないかなー・・・と。

防波堤のヘチにワームを落とし込むと、こんなのが釣れます。
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ギスカジカ。いかにも貪欲そうな大口とでかい頭を持つ魚です。
こいつは味噌汁に放り込まれました。。。
このへんでは「カジカ」と呼ばれ、鍋の具に珍重されている魚。
食べるところは少ないけれどぷりぷりの白身を持っていて、お味もよろしい。

ほかにもソイの子ッコが釣れたけれど、食べるのもかわいそうなサイズなので即リリース。
オホーツクの海は栄養たっぷりだけれど、魚種は少なく、サイズは小さく・・・というのが釣り師には物足りない気がします。

P.S.
Tune大兄、こっちにはこんな手軽な遊びもあるよ。ボウズは無いさ。楽しみにね。
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by akisiko | 2006-07-21 20:22 | | Comments(2)

祭り

7月17日は雄武神社の祭り。
神輿の担ぎ手が足りないから頼むや!ってことで、かついできた。
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神輿は、事前にいくばくかの奉納をした町の商店や小企業に立ち寄っていき、そこで神主さんが「商売繁盛云々・・・」という祝詞をあげる。
こういう神輿の形態が一般的なのかどうか私は良く知らないのですが、なんだか神さまの出張みたいで可笑しかった。
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by akisiko | 2006-07-17 18:05 | | Comments(2)

パベジョン(Pabellón)

もらった小豆が余っていたので、かの国を思い出しつつパベジョンを作ってみた。
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パベジョンというのはベネズエラの伝統的かつ代表的な料理。
ごはんに、アズキのような黒い豆の煮込みが添えてある。
わかりやすく言うなら、コンソメ味の塩アンコといったところ。
「うえ~」って思うかもしれませんが、ベネズエラ人たちは日本の甘いアンコの話をすると「うえ~」って言うのですよ。

正統的パベジョンには、さらにカルネ・メチャーダという裂き肉(挽き肉ならぬ)の煮込みと、タハーダという揚げバナナがついています。
ニンニクやポロネギと一緒に炊いたピラフ風ご飯+塩アンコ+裂き肉+揚げバナナ、という黄金のコンビネーションがあって初めておいしいパベジョンとなるのですが、そこまでは手が出せないので省略。

本当はこんな感じ。
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帰国してから何度かベネズエラ料理に挑戦したけれども、どうしても当地の味には程遠いものになります。
けっしてまずくはないのだけれど・・・
何かが違う。ぜんぜん違う。

果たしてそれは材料のせいなのか。
それとも日本で作るものは決してベネズエラ料理にはならないということなのか。
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by akisiko | 2006-07-16 22:06 | | Comments(0)

キノコとイチゴ

休日も山へ・・・

ここ数日、霧雨のような天気が続いていたのでキノコが出ているんじゃないかと思っていた。
でも、平日は山には行くけれど現場が忙しくてキノコを探す暇なんかない。
そんなわけで日曜日の今日は個人的に入山。

幾つか知っているキノコポイントを周ってみる。
そして・・・
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こんなにあるとは思わなかった!
林内に黄金のように立つ枯木。タモギダケの群生。
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それにしてもたくさんあるな。びっくりした。
これだけあれば・・・うふふ。

帰りの道中で野いちごを摘んだ。
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このイチゴはおそらく栽培種が野生化したもの。
小粒で野の味がする。
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これで果実酒をつけてみようという考え。
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そして漬け込み完了。
イチゴは少し熟し過ぎていたようだけれども、うまくいくだろうか。
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by akisiko | 2006-07-16 16:07 | | Comments(4)
造林で扱うほんの数種の樹木は毎日見るので覚えてしまう。
それはすなわち、トドマツ・アカエゾマツ・クロエゾマツ・カラマツなどの針葉樹がメイン。

仕事の師匠の新田さんは、一緒に山を歩いているあいだ天然の広葉樹をたくさん教えてくれる。

これはオニグルミだよ、これはカツラ、ハンノキ、ハリギリ、キハダ。
シラカバ、ダケカンバ、マカバの違いは・・・・。

ところがおれは、いつまで経ってもどれも同じに見えてしまう。
ベネズエラにいたときは、20種くらいの木をすぐに覚えられたのになぁ。

新田さんは倒木を見たって、どんなに離れていたって、何の木か見分けてしまう。
おれにはさっぱりわからない・・・

これは本気になって勉強する価値あり!と思ってこの本を購入。
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「北海道樹木図鑑」 亜璃西社

とてもくわしくて良い本。
たとえば収録されている全596種の、葉の形、芽の形の写真が索引のようにまとめられていて、それらの形状による検索が出来るようになっている。

これは勉強のしがいがありそうだ・・・

ついでに鳥も林道でよく見るので覚えよう。
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「北海道野鳥図鑑」 亜璃西社

これまたいい本で、見ているだけで楽しくなる。
そして写真がすごい。その鳥の特徴を写す決定的ショットが多数掲載。
鳥の写真って難しいんだろうなあ。

これを眺めていると「あ!この鳥ぜったい見たい!」っていうのがある。
鳥に明るくない私は、ひとつひとつそうやって覚えていくよりしょうがないな。

いずれにせよ、こうやって「北海道~図鑑」って名前が付けられるのは、日本国内をみても特徴的な環境がある証でしょう。
「栃木県樹木図鑑」というのがあるかどうかわからないけれど、東日本の中ならばそんなに地域差はないですものね。
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by akisiko | 2006-07-10 18:18 | | Comments(4)

またも初物!

たけのこを最後にして、山菜も出尽くしました。
これで食卓も寂しくなるな~と思っていたら、次の山の恵みがやってきます。
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きのこ!きのこ万歳!!
これは「タモギダケ」というきのこで、ヤチダモやニレの倒木に出ます。

家に帰ってさっそく味噌汁の具に。
採ったときから、においがぷんぷんするようなきのこですが、
やっぱり味も強いです。
濃厚なダシが出ます。
たとえて言うなら魚のアラを煮たような、こってりとしたダシ・・・

旨い!!

「出る場所は秘密だ」って言う人の気持ちがよくわかります。
それくらいおいしいきのこです。
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by akisiko | 2006-07-03 19:17 | | Comments(3)

ヤマメ解禁の日に思う

本日7月1日は、道東河川のヤマメ釣り解禁の日。
本州の渓流解禁日から比べると、平均して3ヶ月遅れています。
それにはこのあたりのヤマメ(およびサクラマス)の生態が関連しているのでしょう。

この近辺のヤマメは、孵化してから一年を川で過ごし、
その後メスの大部分が銀毛化して海へ下ります。
これがサクラマスとなって約3年後、産卵のために生まれた川に帰ってくるのです。
残ったオスはそのまま川で成長し、帰えるはずのメスを待つわけです。

さて、銀毛化したメスが川から海へ下るのが6月ごろ。
もしその頃、川で釣り糸を垂れたなら、その体長十数センチほどの銀毛ヤマメが入れ食いになることでししょう。
そうなったら海へ下るヤマメ、すなわち子孫を残すサクラマスが絶えてしまう。
そんなわけで、解禁日が7月1日に設定されているのだと思われます。

   *   *   *

この解禁日には、道内の渓流釣り師たちが待ちわびたように一斉に川へ入ります。
近所の雄武川にも、あちこちの入渓ポイントに停まった車が見られました。
そして驚くことに、各氏が百単位の魚を釣り、持ち帰るようです。
本州の河川では、いくら解禁日といえど数百尾のヤマメを一日で釣るなんて考えられないことです。

こちらではヤマメのことを「ヤマベ」と呼びます。関東でヤマベといえばオイカワのことで、雑魚の代名詞ともいえます。
すなわち、北海道ではヤマメが、オイカワのような雑魚として認識されている、ということでしょうか。
いくら釣っても湧いて出てくるような魚として・・・
また、こちらの釣り師は手のひらサイズの新仔ヤマメに魅力を感じて釣るのも独特のものです。
本州では尺を基準として、なるべく大物を狙うのが常なのですが。

釣り人たちにそんなにたくさん釣られているにもかかわらず、ヤマメが毎年再生産を行っているのは、河川環境の良さにあるのでしょう。河口から産卵場所までに都市もなく、ダムもなく、良好な水質を持った沢がある、そんな川が多く残されているからだと思います。

   *   *   *

とはいえ、楽観視できないのは日本国内どこへ行っても同じです。

北海道の場合、気になるのは開発事業。
いまだに不要な道路やダムを作り続けているのが現状です。

雄武川の場合、こんなものが目下工事中です。
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農業用水のために必要だという雄武ダム。

   *   *   *

フィッシングプレッシャーと公共事業による河川の改悪。
この二重の圧力に、はたしてヤマメ・サクラマスたちは生き残れるのでしょうか?

手付かずの自然を求めて極北のここまで逃げてきた私ですが、やはりなお、腹だたしいことはあるものです。

(雄武ダムについては日をあらためてレポートすることにしましょう)
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by akisiko | 2006-07-01 21:22 | | Comments(2)