カテゴリ:山( 48 )

広葉樹林改良

今年の造林作業もそろそろ終わりの時期です。

造林の仕事にはいろいろ種類があるけれど、年内最後に片付けることになったのは「広葉樹林改良」という仕事。

天然林の手入れです。

雑木林のなかにチェーンソー片手に入っていって、不要木を切り倒して行きます。
不要木というのは人間の目から見て、木材にならない樹種、形の悪い木、間引きのための伐採など。

数日前、広葉樹林改良の現場を調査するために、ひとり山に分け入って来ました。

ミズナラ・ドロノキ・ナナカマド・イタヤカエデなどが生える雑木林の中。

草刈り機をかついで笹を刈りながら、作業区域の境界に目印をつけながら山を歩いていたのでした。

一息つこうと草刈り機のエンジンを停めたその時。

あたりにたくさんの小鳥たちがさえずりながら、冬枯れの木立のあいだを飛び回っていることに初めて気づいたのであります。

「よくこのエンジン音に怯えずに近くにいるものだな」
と驚くのもつかの間、
「この林の中に、これから自分たちの人為的な手が入るのだ」
と思いました。

彼ら小さな鳥たちが捜し求めているのは、枯れた木につく虫たち。
厳冬期を前にしてこの餌は重要なのでしょう。
そしてあたりにはツルの絡んだ木が多数。
ヤマブドウやコクワなどのツル植物は秋に甘くみずみずしい実が実る。
これも野生動物にとって冬ごもり前の栄養源。

枯損木もツルがらみの木も、広葉樹林改良では伐採しなければなりません。
なぜなら人間にとって、林業にとって有用ではないから…

さて、この広葉樹林。
動物たちには有用にして人間には不要の樹々を伐採することによって、何らかの影響が出るものだろうか?
あるいはこんな小さな範囲に人間が手を入れても、自然の力から比べてみれば微々たるものなのだろうか?

・・・狭すぎる視野かもしれないけれど、そんなことを考えた冬の山。
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by akisiko | 2007-12-02 18:16 | | Comments(0)

本日の風景

今日は現場廻り。ひとり山へ。
ぽかぽか陽気で大変気持ちがよろしかったです!
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濁りの治まった沢水に、エゾノリュウキンカが満開でした。
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by akisiko | 2007-05-10 17:40 | | Comments(1)
山の雪も溶け出して、いよいよ今年の造林作業が本格的に始まります。

それに備えて念願のマイ・チェーンソーをようやく入手。
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カイシャの経費で買ってもらったのです。ラッキー!

今回どのクラスのチェーンソーを購入するか調べるために、カタログをいろいろ見てみたのですが、実に豊富なラインアップがあるものです。

第一、「プロ機」と「一般機」なんて区別があることを知りませんでした。
「プロ機」は軽量かつハイパワー。構造が違っていたり、細かな部品にワンランク上の物が使われているのでしょう。

もちろん林業をやる人は「プロ機」を選ぶのが普通ですが、値段も一般機の同クラスに比べてぐっとあがります。

私もSTIHLのプロ機-MS200が欲しかったのですが、予算と汎用性を考えて一般機のMS250C に決めました。
(というか、プロ機を取りまわせる技術がまだ無いのです、本当は)

さっそく使い始めていますが、新機は絶好調!バリバリ切れます!!

これからの現場廻りには常にお供してもらうことになります。
時にはライフラインにもなりうるチェーンソー。愛着をもって接したいものです。
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by akisiko | 2007-05-10 05:40 | | Comments(1)

カンジキ

積雪時の作業において、プロの仕事師達はこんなカンジキを履いています。
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桑の木のフレームに、自作の固定具。
靴とカンジキの動きには自由性が高く、いわばスノーシューのような「かかとの上がる」歩行ができます。
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こちらは手作りのタイプ。
サルナシのツルを曲げて作ったもののようです。

私はホームセンターで売っている、プラスティック製・1980円のカンジキを履いて仕事をしてみたのだけれど、やはり値段相応の働きしかしてくれません。

そこで、あまっている木製ワカンを借りて履いてみました。
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これも桑の木製。
確かに機動性は抜群です。

それでも深雪にハマるときもあるし、カンジキが外れちゃうときもあるし・・・

私は試したことがないのですけど、高価なスノーシューってどのくらい歩きやすいのでしょうかね?
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by akisiko | 2007-04-04 20:17 | | Comments(2)

キノコ3種

北海道にくるまで、キノコ採りなんてしたことは無かったのだけれど、
秋に入ってというものの、毎日のようにキノコを採っています。

山仕事の師匠・新田さんには仕事だけでなく、その合間にキノコの種類や場所も教わっています。「山の仕事は楽しみもなくっちゃな」というのが新田さんの口癖。

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ハナイグチ

別名ラクヨウキノコ。カラマツの造林地に生えます。比較的見分けやすく見つけやすいので、北海道ではとてもポピュラー。たくさん採れて味も良し。汁物がいけます。
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ツバナラタケ

このあたりでは「ボリボリ」と呼ばれます。こいつはどこにでも出るし、量も採れる。
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モミタケ

トドマツ・アカエゾマツの林地にひときわ目立つ大型のキノコ。白いマツタケなんていわれるけど、香りや味は劣ります。バター炒めにして歯ごたえを楽しむ。

さて、是非とも狙いたいのはマイタケとホンシメジ。
だけど、こればっかりは新田さんも場所を教えてくれません。
山一年目の私には程遠い存在です。いつか自分で見つける日を・・・
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by akisiko | 2006-10-01 21:23 | | Comments(0)

ピアシリ湿原

よく晴れた日曜日、雄武町・道有林内にあるマイナースポット「ピアシリ湿原」へ。

ここには春から登りたいと思っていたのだけれど、休日と天気と用事の折り合いがつかずに延期になっていたのです。

このピアシリ湿原、「日本最北端の高層湿原」の座は名寄市の松山湿原に譲るのだが、その松山湿原との緯度差はわずか数キロ。地理的にかなり珍しい存在だと思われるのだけれど、あまり知る人はいない模様。
アクセスの悪さから、”秘境”なんていう風に紹介されることも。

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登山口から見える台地状の山。この上に目的の湿原が。
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登山も林業スタイルで。スパイク足袋+脚絆+鈴+ナタ。スパイク足袋はグリップ力が高くて、トレッキングシューズよりずっと歩きやすいと思う。
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歩き始めるまでに事業用林道を十数キロも車で登らなければならないのだけれど、登山道のほうは刈り分けが付いていてよく整備されています。というわけでせっかくのナタは出番なし。
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ルートは意外に短くて1時間ちょっとで湿原に到着。
いきなり開ける視界と秋色に染まった草原に心が躍った!
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湿原内の湖沼群。山のてっぺんにこんな場所が・・・不思議。
湖面に映る雲、ハイマツ、無音。すばらしい。
今度は春の花の時期に来てみたいな。

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おまけだけれど、この日は買ったばかりのパジェロミニが山デビューした日でもありました。
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by akisiko | 2006-09-17 04:23 | | Comments(3)

山での落し物

職場の先輩が、山での作業中にこんなものを拾ったといって私にくれました。
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わーお!!
鹿の骨はよくあるのだけれど、角と頭骨はなかなか見つからないのです。
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by akisiko | 2006-07-24 19:56 | | Comments(0)

キノコとイチゴ

休日も山へ・・・

ここ数日、霧雨のような天気が続いていたのでキノコが出ているんじゃないかと思っていた。
でも、平日は山には行くけれど現場が忙しくてキノコを探す暇なんかない。
そんなわけで日曜日の今日は個人的に入山。

幾つか知っているキノコポイントを周ってみる。
そして・・・
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こんなにあるとは思わなかった!
林内に黄金のように立つ枯木。タモギダケの群生。
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それにしてもたくさんあるな。びっくりした。
これだけあれば・・・うふふ。

帰りの道中で野いちごを摘んだ。
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このイチゴはおそらく栽培種が野生化したもの。
小粒で野の味がする。
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これで果実酒をつけてみようという考え。
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そして漬け込み完了。
イチゴは少し熟し過ぎていたようだけれども、うまくいくだろうか。
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by akisiko | 2006-07-16 16:07 | | Comments(4)