北海道 音威子府村 アトリエ3モア

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以前から行ってみたいと思っていた砂澤ビッキのアトリエを訪ねた。
ビッキはアイヌの血を引く彫刻家で、この美術館は彼が晩年に生活と制作活動を行った廃校を改築したものである。
樹のもつ本来の姿を見いだし、マサカリとノミによってそこに新たな命を刻み込んだ芸術家は、1989年に他界した。



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館内には彼が住民とともに製作し、そして倒壊した「オトイネップタワー」の残骸が朽ち果てるままに展示されている。

彼の言葉がそのよこに記されている。

「人が手を加えない状態、つまり自然のままの樹木を素材とする。
従ってそれは生物である。
生きているものが衰退し、崩壊していくのは至極当然のことである。」

また、彼はこう語ったともいう。

「私は自然を追及、理解しようとしない。
ただそれと交感、思索することによって
そこに自分自身が見えるのだ。」

美術館を出て向かいの小屋に入ると、完成されることなく遺された大作が無造作におかれている。
その傍らには蕗の葉が、新しい命を大きく広げていた。
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by akisiko | 2005-06-01 17:36 | | Comments(0)