北海道 ニセコ町

北海道はまだ雪が多く残っている。
北上しながら旅を続けるとあたかも季節を逆行しているようだ。
山の緑は芽吹いて間もない。
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この季節、一本の木からわさわさと何千枚、何万枚という葉が吹き出してくることに驚愕を覚える。
あの樹の中に、大地の中に、どれだけのエネルギーが冬の間秘められていたのか。
そして、ひとつの森、ひとつの山の生み出す葉っぱの総量は膨大なもので、
何気なく眺める景色の中にも人知を超えた営みが常に行われている。
秋になると、その生み出されたエネルギーがいっせいに落ちて、土に戻ってゆく。

ベネスエラにいた頃、熱帯雲霧林に生える樹木に興味を持ち、よく山に行っては鬱蒼とした森を眺めていた。
ひとつの樹の中には実にいろんな生命が宿っている。
樹皮に張り付く菌類・コケ類、樹木のあらゆるところを住処とする昆虫類、葉の裏に隠れる爬虫類・両生類、枝から枝に渡り歩く鳥類・哺乳類。
目には見えない地下根には、さらに多くの微生物がうごめいている。

数多の生物が複雑にからみあいながら一本の樹に命を託している。
それはまるで地球の縮図にみえる。小さな宇宙に見える。

その有機体たちが、はるか向こうまで山として、森として広がっている。
気の遠くなるような数の生命が、
当然のような顔をして奇跡的な調和を保ちながらその森を作り上げている。


本州に比べて北海道には杉の植林が少ない気がする。
つぎはぎのように植えられたあの景色は、実に醜いものだ。
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Commented by 火精人キム at 2005-05-31 15:22 x
>この季節、一本の木からわさわさと何千枚、何万枚という葉が吹き出してくることに驚愕を覚える。
あの樹の中に、大地の中に、どれだけのエネルギーが冬の間秘められていたのか。
そして、ひとつの森、ひとつの山の生み出す葉っぱの総量は膨大なもので、
何気なく眺める景色の中にも人知を超えた営みが常に行われている。
秋になると、その生み出されたエネルギーがいっせいに落ちて、土に戻ってゆく。


このくだりに「ゾクゾク!!」っとしたよ。

まだ見ぬ北海道・・・・

Akisikoのブログで疑似体験させてもらうよ。
Commented by akisiko at 2005-05-31 20:22
お、キム!いつも来てくれてありがとう。
アスリータでも話したけど、森ってすごいよね。
「すごい」としか表現しようのないものをわざわざ言語にしようと試みてみました。
しかしねぇ、アスリータのあの森の強烈な生命力に比べたら、北海道なんてお上品なものです。。。
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by akisiko | 2005-05-31 10:25 | | Comments(2)