思い出の地に赴く人

私が昨年まで青年海外協力隊で滞在していたベネズエラのラ・アスリータという村に、これから赴任するという候補生(選考には受かったが、派遣前訓練を終えていない人員をJICA用語でこう呼ぶ)とmixiで偶然知り合った。
さらにめぐり合わせのいいことに、その彼が5月から訓練の始まるまでの間、北海道で働くという。
GWを利用して、札幌まで会いに行くことにした。

この彼が働くところはラ・アスリータの環境開発局というところで、私の親友が局長をやっていたところであり、私も仕事が手伝ったことがある。新しい隊員が欲しいという話自体、局長さんと私が話し合って決めたことなのだった。
しかも私が現地で本当に心を開いて話し合った、姉のような存在の人が、隊員のホストファミリーになってもいいと名乗り出てくれている。

そういったわけで、もし新しい隊員が決まったときには必ず早い時期に会って、現地の混み入った状況を伝えなければならないと思っていた。
今回こうやってまったく見ず知らずの二点がインターネット上でつながったことには情報技術の恐るべき発達を感じるし、また相当な運命も働いたように思う。

さて、新隊員の彼は、環境問題のスペシャリストであった。
環境に関してずぶの素人である私は、何らかの活動を起こそうと現地で手足をじたばたさせていただけだった。彼ならば、その知識と行動力をもってラ・アスリータに新しい風を吹かせてくれるだろう。
今回彼に会ってみて、そう確信した。

本当は彼に、ラ・アスリータの一から十まで、それこそバスの乗り方から仕事の細かいことまで教えてあげたかった。
私にとってラ・アスリータは、日本国内のどこよりも思い入れのある土地なのだ。
だけどそれは、何も知らずに飛び込んで、自分でいろんなことを発見していったからなのかもしれない。
そう思って、彼にはほんのさわりだけ伝えておいた。つまり、もったいぶっておいた。
向こうに行ったら、びっくりすること、感動すること、失望すること、そんなことばかりだから・・・
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by akisiko | 2006-05-03 23:24 | | Comments(0)