あいつが十勝にやってきた
2015年 08月 14日
大学の同級生である彼は、釣りを愛するあまり、それを生業にしてしまった男。 このところ道内の天気は不安定。
一方で、魚を見る目はとても無邪気で、その輝きはきっと子供の頃から変わっていないのだろう。
いまや釣り業界の第一線を担ってパワフルに働いているのだが、プライベートでも釣りのことしか考えていないらしい。
連絡があったのは6月下旬。
「お盆休み、お前のところに釣りに行きたいんだけど…」
もちろんこちらは大歓迎。
はるばる東京から会いに来てくれた。
各地で大雨が降っていたが、事前にピックアップしておいた河川には致命的な影響がなく、むしろ絶好のコンディションをもって我々を迎え入れてくれた。
いつも一人で釣りに行く私にとって、誰かと一緒に川を歩くということ自体が新鮮なのだが、彼との釣りはさらに刺激を受けることになる。
常に熟練のアングラーと仕事をともにしてその腕を間近で見ているだけに、彼もやはり釣りがうまい。
幾多の釣り場を経験してきたことから生まれる洞察力、そして彼なりの哲学。
存在感の強い男だ。
そんな彼と、川の流れる音に負けないように大声で話しながら、魚を釣っては笑い合う。
大の大人がくたくたになるまで2日間、遊びまくってしまった。
持つべきものは友人、そして自然と遊ぶ術。
また会おう。その時まで野山や海に、通い続けよう。
by akisiko
| 2015-08-14 22:00
| 釣