【NZ旅日記 8/10】La Fontaine

4月4日
朝目覚めたときは霧雨だった天候は、出かける頃には本降りになっていた。
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今日はArahura Riverの本流にいくつもりだった。
天気予報によれば、HokitikaはHeavy rainでときどき雷雨になるかもしれないとのこと。そして午後には晴れるという。
この雨がいったいどういう川の変化をもたらすのか、とりあえずArahuraの入渓地点を見てみることに。
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川はまだ増水も濁りもなかった。相変わらず雨がフロントガラスを叩く。
さて、この状況は釣り的にはチャンスであるはず。
しかし本流は車止めまで行ってもかなりの水量がある大河川だ。
そしてそのすぐ背後には2000m級の山々が雲の中にそびえているはずで、おそらくこれからまとまった降雨になるはず。
そうなったら濁って釣りにならなくなることはもちろん想像できたが、しかし心配なのはそちらではない。
それらの急峻な山肌に降った雨がすべてこの谷に集まったら、この川はどうなるんだろう?
全く想像もできないような大増水になったとしたら、川で遊んでいる私たちはどうなるのか?

なんだか怖くなってきてこの川で釣りをすることをやめた。
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Hokitikaの街に降りれば、前が見えなくなるような豪雨になっていた。
こんな大雨に山のなかで遭遇したら、あるいは遭遇しなくても釣りをしている上流がこんな激しい降水量だったら…

さて、セカンドプランはLa Fontaineという湧水の川だ。
ここHokitikaから70㎞南下したところにある。午前中はドライブを楽しもう。
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街を出てすぐに、行先が明るくなってきた。
法定速度は100km/hだが、1割か2割減くらいのスピードでゆっくり走る。
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途中牛追いに遭遇。国道のど真ん中に走る牛の群れ。のんびりしたお国柄がうらやましい。
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空はすっかり明るくなった。
Harihariの町から右に折れてLa Fontaineの流れに辿り着く。
湧水を集めた流れだが水量は豊かで、背が立たないほどの水深がありそう。
こちらの地域も相当の降雨量があったようだ。ここへ来るまで海岸線を走りながらいくつもの橋を渡ったが、そこから眺める河川のいくつかは増水して濁っていた。
湧水ゆえに雨に強いはずであるこのLa Fontaineにも、雨の影響が多少あるようで少し濁っている。
何か所か流れを渡る橋があってそこから川へアクセスできる。
基本的にパーミッションは必要ないらしい。
湯を沸かし、コーヒーとサンドイッチで腹ごしらえをして、いざ川へ向かう。
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アダムスパラシュートを結び、そのフックゲイプからハリスを伸ばして#16のビードヘッドニンフを結ぶ。
ドライフライはインジケーターの替わり。
水底が暗くて魚をspotできないので、ブラインドで流れを打つ。
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あっけなくフライを吸い込んだのは、小型のブラウン。どうやら濁りが入ったことで活性が上がっているらしい。
サイズはともあれ、今日はやっと魚の顔を見ることができたことに安堵。
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次の魚は目で捉えることができた。
右側から張り出す木の枝の下。
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流れが緩くなって白泡がすこし漂う岸際に、浮いたり沈んだりする黒い影。
冠水した木の枝の下流側というポイントはブラウンは本当に好きなようだ。

フライを#16フェザントテイルに取り替えて、影が浮いてくるタイミングを待つ。
そして魚影を確認して木の枝ギリギリにキャスト。
またもやラッキーキャストが決まった。
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足場が高くて、おまけに岸際は障害物だらけ。ブラウンは分厚い流れに乗ってどんどん下っていってしまう。
今回もひやひやもののファイトだったけれど、Nにランディングネットを託してなんとかネットイン!

55cmとNZでは中型サイズだったけれど、本当にうれしい一尾。
この私に騙されちゃったかわいいヤツ!ありがとう。

有名河川といえど魚影は濃いようで、サイズのほうも中型ばかりではないようだ。
3kg位までの魚がいるということだし、実際びっくりするくらいの大きさの魚が泳いでいるのが見えた。
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その後も何尾かの無垢なブラウンたちが私の竿を曲げてくれた。
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穏やかな風景のなか、のんびり竿を振って過ごす午後。
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通り雨に二重の虹がかかる。
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この旅でずっと手にし続けた道具にも愛着が沸いてきた。
ロッドとリールはおニュー。ディパックのほうは18年も使っている。

…こんな写真が撮れるのも、心に余裕ができたからでしょうか。

日没までみっちりと遊んで、また70㎞の道のりを帰った。
Nも自力で何とか一尾を、と奮闘したけれどおあずけとなってしまった。
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丘の上ホテルに戻ったのは21時ごろ。おなかはペコペコで、すぐに料理を始める。
サマータイムも終盤で、朝明るくなるのが7:30ごろ、夕方は19:30ごろまで明るいから時間がなんだかずれている。
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今夜はフィッシュ&チップスをテイクアウトしてきた。食べたかったんだよね、これ!
魚種を選べるようになっていたので、Blue Codをチョイス。
ミナミアオトラギスという和名で日本ではなじみがないけれど、美味だった。
まあ、魚の味云々より、このファーストフード的な油の味がイイと思うんだけど。
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ブルーチーズの残りとカリフラワーをクリームソースで和えて、簡単な夕食ができあがった。
明日はいよいよ釣りができる最後の日。
どんな最終日となるのか。


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Commented by ryo at 2015-04-16 12:19 x
良かった。こちらがほっとしました。綺麗なブラウン達ですね。
Commented by akisiko at 2015-04-16 21:45
>ryoさん
コメントありがとうございます。
あんまり釣れないんでご心配をおかけしちゃったみたいです…
貧果とはいえ、思い出にのこる旅ができました。
ブラウンたちは豊かな自然に磨かれて、本当にきれいでしたよ。
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by akisiko | 2015-04-16 06:00 | NZ〈2015〉 | Comments(2)