【NZ旅日記 6/10】Hokitika
2015年 04月 14日
4月2日
ふと立ち寄って決めた宿だったけれど、居心地が良くて4泊もしてしまった。
私たちが滞在している間にはほかのお客が少なくて、とても静かだったのが何よりよかった。
前述したように設備は最低限でシンプルだけれど、不便なことはない。wifiは24時間で5ドル。1日だけ使用した。
Lake Brunnerの湖畔にある小さな集落・Moanaは別荘地のような雰囲気だった。
この宿は集落から少し離れたところにあったけれど、町の中には別のHoliday Parkが1軒にホテルが一軒、レストランが一軒、あとはボートハーバーと列車の駅がある。
それから幹線沿いにガソリンスタンド兼雑貨屋が一つあって、少しの食料ならば売っている。
パンなどを買い足す私たちには強い味方だった。
ここが閉まっていたら、ガソリンも食料もGreymouthまで買いにいかなければならない。
Moanaの周辺には釣るべき川が多くあって、アクセスも1時間以内と近い。
どうせなら期間中ずっとここでもいいくらいだったのだけれど、せっかくの旅だし今日は移動。
目的地はHokitikaという沿岸の街で、ここから2時間と遠くはない。
そこで午前中を釣りにあてる。
時間があまりないので、場所がわかっていてアクセスが容易なところがいい。
向かったのは上流部で桃源郷を見たCrooked River。
偵察した橋からアクセスすることに。
やはり魚は多い。ひとつの淵の中に数尾見つけることができるけれども、やっぱり神経質で勝負させてもらえない。
そして荒い渓相、高巻こうと思えば次第に密度が濃くなる雲霧林。ヤブ漕ぎの時間ばかり長くなって遡行スピードが落ちてきたので、この区間をあきらめ、一つ下の橋に移動。
ブルーチーズ
ショートパスタ
ポテトチップス
ワイン
コーヒー
マヨネーズ
しめて70NZD
キウィフルーツは中国原産のマタタビの一種を、ニュージーランドで品種改良したものだそう。
買ったのはゴールデンキウィという品種だったけれど、とてもおいしかった。
それから釣具屋に立ち寄り、これから向かうHokitika周辺の地形図を一冊買う。
店員のお兄さんから、Hokitikaの川の情報を少しもらう。
Crooked Riverの魚たちはとても神経質だったと言ったら、わかるよ、みたいなかんじでひとしきり笑ったあと、神経質じゃない魚もいるし釣る人は釣ってるぜみたいなことを言っていた。
Greymouthから海岸沿いを南下して、ほどなくHokitikaの街に着く。
Greymouthとおなじくらいの街の規模だが、こちらのほうが活気がある。
空港があることもあって氷河やトレッキングといった観光の拠点になっているようで、ホリデイシーズンである今、特ににぎわっているようだ。
i-SITEという観光インフォメーションセンターにいって宿泊地の情報をもらう。
いくつかあるHoliday Parkを回るが、安いキャビンはどこも空いていない。
最後に訪れたのはなんだか流行ってなさそうな、SEA VIEW LODGE。
ホリデイシーズンでにぎわう町を後目に、ほかの客は誰もいないみたい。
おばあさんが一人で運営している模様。
なんだか村上春樹の小説にでも出てきそうな雰囲気で、私は一目で気に入ってしまった。
Holiday Parkではなく普通のホテルだが、共同キッチンやダイニングルームがついているから自炊も安心。
調度品がいちいち古めかしくて面白い。
ダブルもツインも同じ値段で、一人45NZD。
海岸段丘の上にあるから海が一望。憧れのオーシャンビューか。
私たちはこのロッジを勝手に「丘の上ホテル」と名づけた。
それにしてもなぜほかの客がいないのか?
何か訳アリなのか?あのおばあさん、ちょっと怖いよね、などと勝手なことを思いつつ、今日の宿が決まったことに安堵。
夕方、付近の川を偵察して一日が終わる。
スーパーで買った生ソーセージが最高。つまみに買ったブルーチーズも、カリフラワーも非常に美味。
これまでのところ、軽食を買い食いしているものの、外食は一切していない。
by akisiko
| 2015-04-14 06:00
| NZ〈2015〉