【NZ旅日記 3/10】Arnold River

3月30日
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今日もサンドイッチで一日がスタート。疲れているのだろうか、少し寝坊気味。
キャビンの宿泊客は私たち以外に誰もいない。気兼ねなくキッチンが使える。
宿のおやじさんに今日の天気を聞くと、ゆっくりと回復するとのこと。

さて、今日の行先は宿のすぐ裏を流れるArnold Riverにした。
Lake Brunnerから流れ出すために、雨の影響を受けないのではないかというのがその理由。
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そして公認アクセスポイントであるAngler Accessも、流程のなかに数か所あるみたい。つまりは川に入りやすいということ。
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朝イチのAngler Accessに車を止めて歩き出し、支流のMolly Creekに出会ったところでいきなり魚影を発見。
鉄橋から川を眺めていたら見つけてしまった。
さっそく竿をつないで狙ってみる。ティペットの先に結んだのは、北海道で使っている#12のカーブドシャンクに巻いたフェザントテイル。
なぜこのフライを選んだのか、今ではよくわからない。
NZ用にたくさんのフライを巻いて準備してきたのにそれらは使わなかった。
自信と実績はあるけれど、この国では役に立つのかどうか全くわからないものをわざわざ選んだ。

数キャスト目。フライラインは不自然な動きをして魚が針を咥えたことを私に伝え、竿を立てると水中の魚がぐねぐねと暴れた。
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記念すべきニュージーランドでの一尾目があっけなく手の中に納まった。
50cmを超えるくらいだろうか。
痩せていることから推測するに、どうやらいじめられ過ぎている個体のようだけれど一尾は一尾、一期一会だ。
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本流のArnold Riverまで支流を伝って下る。視界が開けると、河岸までジャングルが覆い繁った茶色い流れが現れた。
トラウトを狙う川とは思えないような、熱帯の国を思わせる風景。
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なんという豊穣の森。正直なことを言うと、圧倒された。
栄養と湿度がたっぶりで、冷たい霧が流れるようなその霧雨林は、ベネズエラのメリダやハワイ島のヒロを思い起こさせた。
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河床は浅くて、藻がびっしりと生えている。水温、水位、水量が安定していることがわかる。
川を歩いていると、ときおり水面が波立って鱒が逃げていくのがわかる。
魚影はとても濃いようだ。
水はタンニンを含んだ茶色で、河床が暗い色をしているために魚をspot(目視で見つけること)するのは難しい。
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浅いとはいっても少し立ちこめば水深はウェーダーを超え、岸際は倒木や湿地で遡行ができない。
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昼食を食べて、他のアクセスポイントに移動することに。
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しだいに雨雲は去って明るくなってゆく川を眺める。時折にわか雨がやってきて、雨具を叩く。
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やっぱり川通しには歩けなくて、河岸のジャングルを漕いで歩く。
竿が振れるくらいの開けたスペースを見つけると、毛バリを投げてみる。
柳が冠水したようなところにはまず魚がいてドキドキさせられるが、簡単に釣れるわけではない。
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やっと一尾、45cmの若い鱒を捕えることができた。何度もジャンプをする、元気がよい鱒だった。

そして夕刻を迎え、今夜もLake Brunnerの同じ宿に泊まることにした。
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またもや客がいないキッチンにて夕食。

今日は実釣初日にしてニュージーランドでの初めての魚を釣った。気が楽になった。
半年前からあれこれと調べ物をして、見たことのない土地について心配しながらここまで来たのだ。
あーやれやれ、ほっとした。

明日からまた釣ってやるぞと意気込むが、この後苦悩の日々が続くことを私はまだ知らない…

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by akisiko | 2015-04-11 07:00 | NZ〈2015〉 | Comments(0)