ベネズエラから10年の歳月を経て。

どうやら今年は10周年であるらしい。
なにかというと、青年海外協力隊が南米ベネズエラに派遣されてから10年。

そこで現役で向こうで活動している隊員たちから、10周年記念イベントを企画しているとのメールがかねてより来ていました。
OB・OGであるわたしたちにも協力してほしいとありました。
その内容は、10周年オリジナルソングを作成するので歌詞のフレーズとスライドショーのための写真を募集するとのこと。

もちろん快諾。
日本国内にいるOBたちも喜んで協力したのではないでしょうか。
2年間しか向こうにはいなかったけれど濃密な時間を過ごして、帰国のときには第二の祖国という気持ちを残した人は多いはず。

現隊員は9名とのこと。少人数でこのイベントを取りまとめるのは大変なことだろうと推察します。
本番は今週末だとのこと。がんばって。



さて。
思いおこせば私はそのベネズエラ初代隊員のひとりとして10年前に首都カラカスに降り立ったのでありました。

スライドショーに提供できるような画像がないかPCの奥の方から引っ張りだして当時の記録を眺めていたら、どうにもたまらない気持になってしまいました・・・なんだか懐かしくてね。

職場の仲間、とても仲良くなった友人、旅の景色、圧倒的な大自然の姿。

次々と画面に浮かんでは私の思い出も鮮烈に浮かんでくるのですが、どういうわけか心惹かれたのは子供たちの写真なのです。
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私が配属されたのは農業分野での職業訓練校で、その中でもニジマス養殖担当でありました。
養殖施設には飼育と雑用のおじさんが住みこみで雇われていて、この兄弟はその子供たちのうちの2人です。
派遣されて最初に仲良くなった友達。
私がひとりで作業していても近寄ってきてはちょっかいを出してきたものです。
それからオレンジを分け合って食べたり、グァバをもいで食べたり・・・
今見ても微笑ましいね。今はもうハンサムな好青年になっているはず。元気だろうか?
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友人の農場に遊びに行ったはいいけれど、何もお手伝いすることができずに近くにいたガキどもと時間を潰していた。
かなり貧しい地域で、掘立小屋に着の身着のままという感じで暮らしている。
・・・という言い方は日本人からみた視点であって、現地に慣れてくるとそれが貧しいのか豊かなのか分からなくなってくる。
家のまえのその辺に熟しきったマンゴーがぼたぼたと落ちていて、ひまだからそれを拾って皮をむいて食べた。

それにしてもこの子たちの目の輝き!笑顔の素敵さ!!
なんでこんな笑顔が出せるんだろう。そろって歯が欠けてるし!
兄弟の重ねられた手にすごい力を感じるんですよね。
人間は本来こういう光を持っているものなのです。
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よくなついてくれた雑貨屋の姉妹。買い物に行くついでに遊んであげたんだか、遊んでもらったんだか。
この子たちも偏見のない目で東洋人の私に接してくれたな。
だから自然に友達になれたし、ずいぶん助けられたように思う。
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訓練校の生徒、アンヘル。私が最初にもった生徒の一人だった。
赴任したばかりだったから上手く言葉も通じなかったけれど、心根が優しいやつだった。
そんなことを言えばベネズエラ男子はみんな優しくてスーパーフレンドリーなんだけれど。
しかし言葉もろくにわからない東洋人に、卒業した後もちょくちょくメールをくれたのは彼一人だった。
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Commented by koi at 2013-10-29 20:20 x
素敵な写真有難うね♪
視野の広いあなた達の話を聞くのはとても興味深いです。
この子達の瞳が曇る事がないように
平和な国であって欲しいものです。
そして、世界中の子供達が平等に教育を受けられる事を
願っています。
綺麗事なコメントで申し訳ありません。
願ってはいるけど、akiさんと違って
自分では何も行動を起こしてはいないです。


Commented by akisiko at 2013-10-29 21:22
>Koiさん 
この記事の写真、ステキでしょ?!もう、自己満足でスミマセン。

いえ、俺も何も行動を起こしていないのですよ。
この10年を振り返れば、自分を恥じるばかりです。

だけど。
キラキラ光るあの瞳を忘れちゃあいけないな・・・と思う今日この頃です。
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by akisiko | 2013-10-26 20:51 | | Comments(2)